2021年12月10日、自民党及び公明党の税制調査会(自民党:宮沢洋一会長、公明党:西田実仁会長)は令和4年度の税制改正大綱を公表しました。基本的考え方は次のとおりです。
1.成長と分配の好循環の実現
(1)積極的な賃上げ等を促すための措置
(2)オープンイノベーション促進税制の拡充
(3)未来への投資等に向けた経済界の期待
(4)地方活性化、災害への対応
(5)住宅ローン控除等の見直し
(6)固定資産税等の激変緩和
(7)中小・小規模事業者の支援
(8)経済と環境の好循環の実現
(9)その他考慮すべき課題
2.経済社会の構造変化を踏まえた税制の見直し
(1)個人所得課税のあり方:①諸控除の見直し ②私的年金等に関する公平
な税制のあり方 ③記帳水準の向上等
(2)相続税・贈与税のあり方:資産の再分配機能の確保を図りつつ、資産の
早期の世代間移転を促進するための税制の構築
(3)外形標準課税のあり方
3.国際課税制度の見直し
4.円滑・適正な納税のための環境整備
(1)適格請求書等保存方式への円滑な移行
(2)税理士制度の見直し
(3)記帳義務の不履行及び特に悪質な納税者に対する対応
(4)財産債務調書制度の見直し
(5)税務手続のデジタル化・キャッシュレス化による利便性の向上
5.その他